
鍼灸治療は、痛くないの?
「鍼灸基礎知識」



● 鍼治療は、痛くないですか・・・?

「痛くありません。」鍼灸治療に使用する鍼(はり)は、痛みを起こしにくいように非常に細くできています。ですから、縫い針を指に刺した時のような痛みをほとんど感じないのが普通です。
鍼灸治療の「鍼」は、一般的に直径0.18〜0.20mmの太さで注射針や縫い針の約3分の1程度で、刺しても痛くないように鍼尖が特別な形に研がれています。
また、鍼を刺す深さは、治療する部位によっても異なりますが、一般的には1〜10mmぐらいしか刺さないので、ほとんど痛みを伴うことはありません。
● 鍼治療は、衛生的ですか・・・?
「滅菌処理をしていない鍼を使うことはありません。」最近の鍼灸院では、一度限りの使用で廃棄する使い捨てタイプのディスポ鍼を用いたり、手術器具でも行われている消毒方法「高圧滅菌法」で消毒しているので安全です。
また、治療者は一人の患者さんに触れたごとに必ず手指を消毒していますので、鍼灸治療で病気に感染することはありません。
● お灸は、熱くないですか・・・?

「熱い」というよりも「チクッ」とする感じです。以前は、皮膚の上に直接大きなモグサをすえていましたが、現在では、米粒の半分ぐらいの大きさで行う治療院がほとんどです。実際皮膚面の温度は、60℃
〜80℃ありますので熱くないはずはありません。しかし、モグサが燃え尽きる時にお灸をすえたまわりを強く押さえると、ほとんどなにも感じなくなります。
また、身体の状態がよくないと、お灸をいやに熱く感じたり、かえってあまり感じなかったりしますが、身体が健康を取り戻してくるとふつうに感じる
ようになってきます。
● お灸は、痕が残りませんか・・・?
お灸を小さくすれば、ほとんど痕がつきませんし、時間が経つと徐々に目立たなくなります。
また、お灸をした時には熱いと感じなかったのに「水ぶくれ」ができることがあります。これは、皮膚が温まりすぎて火傷をしたということです。身体の状態が悪いと皮膚の感覚が鈍くなり、あまり熱さを感じなくなってしまうからです。そのまま、水ぶくれの上にお灸をすえていれば、硬い「かさぶた」ができてきますので心配はありません。